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上田用保管庫

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同人誌1冊印刷レポ

自分用に一冊作るの、クラフト趣味感覚でたのしいですね。

カラー原稿は全部RGBで入稿しました。CMYK変換は印刷所にお任せ。
どこも送料込み一冊500~800円ぐらい(よく赤字にならないなと思う)
製本直送をもっと本の扱い丁寧にすれば個人的理想に近い。

メディバンファクトリー

PNG等の画像ファイルをドロップするだけでアップロードされサムネ表示される入稿画面(初心者向け)
入稿後、PDFに結合された原稿をダウンロードできる。

依頼した時の仕様

  • フルカラー
  • 表紙:シャインフェイスゴールド 180 kg
  • 本文:ユトリログロスマット 110kg

印刷の印象

  • 色…結構鮮やかだけど元原稿の色から離れる
  • 粒子感…割と強め
  • 製本…良い 背表紙カッチリ
本文フルカラーの本を500~800円ぐらいで作れる。
ただ色の出方が独特。大分青寄りで、落ち着いた薄めのピンクが派手な濃いマゼンタになってしまった。
粒子感強めなので肌色が濃いと肌にブツブツが見えて違和感強い(安い会社でアクキー作った時もこんな感じだった)肌色は薄めに塗ったほうがいいと思う。
茶色主線の水彩風の淡い絵は色が薄くなったのでカラフルでポップなイラストのほうが相性よさそうに感じる。
原稿の色がどういう色に変化するのか事前に予想付きづらい。
RGB入稿したのが悪かった気もするし、次使う時があればCMYK入稿してみます…。

製本は角がカッチリしてて綺麗。「本」って感じで満足感強い。裁断の位置も整ってる。

ユトリログロスマット110kgはコートに近いすべすべした白い厚紙でイラスト集向けですね…漫画本っぽさを出したいなら多分ユトリロ上質90gにしたほうが良いです。
ここのPP加工は曲がるらしいので、カラーの粒子感を抑えるにはPPより特殊紙のほうが良いかもしれない(シャインフェイスゴールドはキラキラしたラメ等で絵の邪魔をしない、落ち着いた輝きの紙でいい感じでした)

製本直送.com

入稿は結合PDFのみなので、慣れてる人向け。

依頼した時の仕様

  • 表紙カラー/本文モノクロ
  • 表紙:加工なし(何の紙か謎)
  • 本文:b7バルキー

印刷の印象

  • 色…普通
  • 粒子感…うっすら粒模様が入る
  • 製本…あまり良くない
  • モノクロのテカリ…普通

カラー印刷の評判が悪い所だけど、意外と良かった。
少し青寄りになった程度でほぼ原稿のイメージそのままの色。粒子感はあるけどうっすらクラフト紙のテクスチャをかけたような粒子感で、あまり目立たない。
おそらくもっと綺麗な所もあるんだろうけどメディバンやpixivバリューより好み。

本文のb7バルキーはラフ紙なせいかベタにうっすらカスレが入った。

 

個人的に味があって好きだけど鮮明な印刷にしたい人は別な紙のほうが良いと思う。

裁断位置はメディバンやピクシヴに比べると結構ページによって微妙なズレがある。これも気になる程ではない(もちろん塗り足し3mmを越えたりはしてない)

残念だったのは最初から背表紙が白く欠けてた所。

価格が安いので自分用なら良いけど、これを同人誌として他人に販売するのには抵抗ある。

セブンイレブン小冊子印刷の上位版という印象。
セブンで自力で作るより製本が綺麗なので十分アリ。
設定入力したページ数と入稿した原稿のページ数が違ってても連絡ないのもコンビニプリントみたいな無機質さがある(足りない分は最後に白紙ページが追加されてました)

中綴じにしてオプション無しにすると非常に安いので原稿ミス確認用に使うのもいいと思う。
本文フルカラーも安めなのでいつか試してみたい。

PP加工は剥がれやすいらしい。PP無しにするか、なるべく表紙に濃い色を使うのを避けたほうがいいかも。

pixivFACTORY ピクシブバリュープラン

PNG等の画像ファイルをドロップするだけでアップロードされサムネ表示される入稿画面(初心者向け)入稿プレビューが本の形になっててそのまま読める

依頼した時の仕様

  • フルカラー
  • 表紙:アートポスト 180 kg マットPP加工
  • 本文:モンテルキア 81.5kg

印刷の印象

  • 色…全体的に彩度が低く暗い
  • 粒子感…うっすら粒模様が入る
  • 製本…良い

元原稿よりかなり色が暗い。肌色が顔色の悪い色になる。粒子感は製本直送と同じ程度。
色はともかく印刷自体はそこそこ綺麗だと思う(消し忘れた薄いグレーのゴミも拾って印刷されてしまった)
元々暗い色彩のシックなイラストか、肌色を塗らないカラーイラストならアリかな……。
製本は裁断の位置が整ってて綺麗。PPも特に曲がったり剥がれたりしていない。

バリューじゃない方のプランは綺麗らしいけど価格がこれの倍なので、おそらく今後利用する事はないと思う。

コンビニプリント

周りに白い枠が入る。
安いけど、仮に送料があったら製本直送やメディバンとあまり変わらないと思う。
同じチェーン店のコンビニでも店(プリンター)によって印刷の質がバラバラ。ゴミのようなノイズが時々入る所もあれば、ノイズ一切なくびっくりするぐらい鮮明な所もある。紙自体も違うことがあるらしい。
一番のデメリットは1枚1枚時間かけて印刷されるので待ち時間が長いということ。厚い本や本の冊数が多い時にはあまりお勧めしないです…。
あと紙詰まりになると店員を呼ばないといけないらしいのでR18原稿だと気まずい。

A4で光沢紙にフルカラー印刷して二つ折りにしてA5本の表紙にしてみた。
そこそこ厚みがあって意外と表紙っぽくなるけど少し白っぽくなり少し滲んでぼんやりした印刷。モノクロは綺麗だけどカラーはやっぱり印刷所とは大きな差が出る。

ハーフトーンは60線以上だとモアレや白線が発生しやすい。50線以下にするかグレースケール(灰色でベタ塗り)がいいかも。

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