ゆっくりMovieMaker3(以下YMM)って何??
Aviutlより簡単に合成音声ソフト(SofTalk、VOICEROID、CeVIO等)の動画が作れるようになるツール。
「YMMで簡単にシンプル編集→exo形式で出力→Aviutlでexoを読み込み本格的な編集」が基本的な流れ。
操作性はAviutlにとても似ているのでAviutlに慣れてる人にもお勧めしたい。
YMMでボイスロイド動画を作るならVoiceroidUtilも使おう!
元々SofTalk(ゆっくり)用のツールなのでゆっくり動画は簡単に作れるが、ボイロの場合YMMデフォルトのままだとそこまで楽にはならない。
・ダウンロード - ルーチェ's Homepage
こちらのVoiceroidUtilを併用する事によって抜群に使いやすくなる。
- VoiceroidUtilで喋らせたいボイロを選びセリフを入力する
- 「音声保存」ボタンを押す
- YMMタイムライン上のカーソルが置かれてる位置に自動的にボイスと字幕と立ち絵のオブジェクトが入る
- おわり
ら…らくだー……。
もう二度といちいちボイロでセリフ打った後ファイル名つけて保存してその音声ファイルとテキストファイルをそれぞれ動画編集ツールにドロップ(立ち絵つきの場合さらに対応するキャラの立ち絵貼り付け)とかしなくていいんだ………。
これ以上に字幕つきボイロ動画楽に作れるツールは無いんじゃないだろうか。というかあったら知りたい。
ただ対応していないVOICEROIDもあるのでご注意を。
ダウンロードするもの
前準備手順
- 必要なものを全てダウンロード&インストール
- Aviutlの「環境設定>システムの設定>最大画像サイズ」を「1280x1280」にする
- Aviutlに拡張編集Pluginを入れる
- x264guiExを使いAviutlにx264を入れる(無理そうならリンク先参考にしつつ手動で)
- x264のエンコード設定をする(設定は投稿する動画投稿サイトによって変わるので調べよう)
- ゆっくりMovieMaker3の「キャラクター編集」から使いたいボイロとその立ち絵と字幕を設定
- VoiceroidUtilの「設定>ゆっくりMovieMaker連携」の自動選択と追加ボタン自動にチェック、ボイロの名前を上の「キャラクター編集」でつけた名前に設定
ニコニコに投稿した場合コンテンツツリー登録をする
・コンテンツツリーに登録する - オンラインヘルプ(ゆっくりMovieMaker3)
キャラ素材を使用した場合
・nicotalk&キャラ素材配布所
使っている立ち絵の規約によっては立ち絵も登録。
YMMを使うメリットデメリット
メリット
- 上記のようにボタン一つで簡単にボイスを動画上の任意の位置に入れられる(VoiceroidUtil併用時)
- ボイロのボイスと同じ内容の字幕も簡単につけられる
- 体、眉、目、口といった立ち絵のパーツ単位での切り替えが簡単にできる(※対応した立ち絵が必要)
- ボイスにあわせて自動的に綺麗な口パクアニメーションがつく(※対応した立ち絵が必要)
- 口以外にも目の瞬き等のループアニメーションをつけられる(※対応した立ち絵が必要)
- 立ち絵をフェードインアウトさせたり震わせたりジャンプさせたり簡易的な動きをつけられる
- Aviutlほど重くなく動画プレビューもサクサク(環境によるかも?)
- SofTalk(ゆっくり)併用も簡単にやりやすい ちょっとしたモブに使ったり
一見キャラクター立ち絵を喋らせる動画専用ツールに見えるかもしれないが、立ち絵の無い動画にも使えるし十分便利。
もちろん字幕なしで使う事も可能。
デメリット
- 前準備に結構手間がかかる(特に立ち絵を自作する場合)もちろん一度準備が終われば楽になるが
- 基本的な編集しかできないので凝った事をやりたかったら最後にAviutlの方でやるしかない
- 立ち絵以外の素材(一枚画像、音楽、動画)はあまり加工できる項目が少なく物足りない
- Aviutl編集用に出力したexo形式ファイルはYMMに戻せないため編集が一方通行
- 一部YMM上のプレビューと実際のAviutl上で表示が違う部分がありAviutlでもちゃんと動いてるかきっちり確認する必要がある(口パクアニメ等)
- 源暎フォント等対応してないフォントがある(フォント名読み込みの不具合。Aviutlに持っていってからフォント設定し直せば使えるけどめんどいね!)
- YMM、VUtil、ボイロ(×使うボイロの数)を全部同時に起動しながら編集する必要がある事に抵抗ある人はいるかもしれない
YMM非対応のためAvitul上でやらないといけないこと
- 字幕を一文字づつ表示
- 立ち絵以外の画像を拡大、縮小、フェードアウト等のアニメーションさせたり
- 乗算や加算といった画像合成モード
- ?や汗といった立ち絵につける動くマーク画像は一応YMMで対応しているが、Avitulでエイリアス(.exa)機能使ったほうが楽と思われる
- YMMでディレイ・エコーをかけるのはゆっくりのみ対応なのでボイスロイドにはAvitulか音声編集ツールを使おう
実際使ってみた例

だいたい1時間で1分間の立ち絵付きボイロ動画が作れるようになったよ!やったね!
…1時間のうち半分以上は調声してる気がする……。
けつろん
いちいちボイロでセリフ打った後ファイル名つけてフォルダに保存してその音声ファイルとテキストファイルをそれぞれAviutlにドロップとかもう嫌だーーーーって人は使うのを検討してみよう。
立ち絵のパーツ切り替え、口パク、瞬きが楽にやれるようになるオマケつきだ!
解説、実況、ノベルゲーム風どの動画にも使えると思います。