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上田用保管庫

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WindowsパソコンでKindleを好きなフォントに変更して利用する

Kindle for PCはフォントが「Georgia」一つで固定されてしまっている上同じシリーズの本のまとめ表示に対応してない等色々と使い辛いです。

一方Android版Kindleは使いやすい上頑張ればフォントの差し替えもできます。
今回はMEmuというAndroidエミュレーター上でAndroid用Kindleを使ってフォントを変えてKindleを利用してみます。

前準備

まずは使いたいttf形式の日本語フォントを用意。
縦書きに使うので等幅のものを選んでください。幅が揃ってないプロポーショナルフォントは使えません。

明朝フォントを差し替えたい場合は「TBMinchoMedium_213.ttf」
ゴシックフォントを差し替えたい場合は「TBGothicMed_213.ttf」
にリネームしておきます。

今回は源暎アンチックv5というフォントを明朝フォントと差し替えてみます。

※使いたいフォントがttf以外の場合はこちらを使って変換してみてください。
例えばotfをttfに変換する場合はotf→woff→ttfの順に変換していくと変換できます。

フォントを差し替える

MEmuをインストールし起動。
自分のGoogleアカウントにログインし、「Playストア」から「Kindle」を検索してインストール。



Kindleを起動し自分のAmazonアカウントにログイン。
適当に小説を開いてしばらく待ち、フォントに明朝とゴシックを選べる事を確認。
もし無い場合は出てくるまで違う小説を開いてみてください。
終わったらKindleを一旦閉じます。

用意しておいたフォントをMEmuのウィンドウ上にドラッグ&ドロップ。
そうすると自動的にファイルマネージャーが開きMEmu上のDownloadフォルダ内にコピーされます。
入れたフォントの左のチェックボックスをクリックして選択。

一旦「親フォルダ」に行ってから「\Android\data\com.amazon.kindle\files\fonts\ja」まで辿ります。
フォルダ内にTBMinchoMedium_213.ttfとTBGothicMed_213.ttfがある事を確認。
右上の縦3点アイコンをクリックし、「選択を貼り付け」をクリック。
そのまま上書き保存。

Kindleをもう一度開く。
小説を開きフォント変更し、入れたかったフォントがちゃんと入ってる事を確認。

↓変更前の明朝体フォント



↓源暎アンチックv5に差し替え後
変わってなかったら一旦Kindleを閉じて再起動してみてください。

確認バージョン

  • Windows10 Home 64ビット
  • MEmu 8.0.1
  • Android 7.1.2
  • Kindle for Android 8.51.0.100

ほか

  • 正式なやり方ではないので自己責任でお願いします。
  • MEmuのウィンドウが激しく動くのが気になる場合「ウィンドウ上部の横三本線アイコン>窓の設定」から「固定サイズ」にチェック、「画面を回転させる」のチェックを外す。
  • 画面が真っ黒になったりしたら「システム設定(歯車アイコン)>エンジン」のOpenGLをオンにしてみてください。
  • MEmuのKindleの本の拡大縮小は本家PC版と同じくCtrl+マウスホイールで出来ます。漫画で便利。
  • 別なエミュレーターでデフォルトのファイルマネージャーでこれと同じ事をしようとしたら上手くいかない場合、Googleプレイで「ファイルマネージャープラス(File Manager Plus)」というアプリを入れてそっちでやると成功するかもしれません(Bluestacks5で確認)
  • 他のサイトの古い情報だとsystem_fonts.xmlを書き換えてフォント変更できたみたいでしたが、今のバージョンでは無理なようです。
将来的には色んな電子書籍リーダーで手軽に好きなフォントを自由に使えるようになって欲しいですね。
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